マイセンとの初めての出会い
わたしが初めて「マイセン」という食器があるというのを知ったのは、高校生の頃だったと思う。青池保子氏が描いた「エロイカより愛をこめて」というスパイもののコミックがあるのだけれど、確かマイセンが登場するはずだ。
記憶を頼りに書いているので違っていたらご容赦願いたいが、NATOのエーベルバッハ少佐がある朝起きていくと、少佐が毛嫌いしている怪盗エロイカが、なぜか自分ちで優雅に朝ご飯を食べている。
怒った少佐が執事に、なんでこんなやつに朝ご飯を食べさせるんだ、しかも「マイセン」を出すんだ、と言ったら、執事が困ったように、どうしても、とおっしゃられましたので、と答える。
このとき、初めてドイツには、「マイセン」という高級食器があるのだと、こども心に知ったのだった。
マイセンに恋をした
時は流れ、わたしは大人になり、紅茶好きの主人と結婚したこともあり、ティーポットやティーカップを買うようになった。そのころには、マイセンのこともすっかり忘れていた。コミックの影響もあったと思うが、マイセンと言えば、お皿のイメージがなぜかわたしにはあったから。
だから、一番のお気に入りのティーウェアは、長らくウェッジウッドで、結婚祝いにも、希望を聞いてくれた友人には、ウェッジウッドをリクエストした。
ところがある日、もうネットだったか、リアルでお店で見たのかすら覚えてないけれど、とあるティーカップを一目見て恋に落ちた。
流れるような飲み口のフォルム。バランスの良いティーカップの形。美しい、なんて、美しい形!なにもかもが、わたし好みで、しっくりくる。
こんな、ティーカップがあったなんて、知らなかった!いったいどこのメーカーだ!と思って確認すると、それが「マイセン」だった。
それから、ずっと、「マイセン」に恋焦がれている自分がいる。
ちなみに、カップの形はいろいろあるけれど、自分が恋に落ちたマイセンのティーカップの形は、こんな形。この飲み口の流れるような曲線がたまらない。
実は百貨店のネットショップであまり売ってないマイセン
それから、時々発作的に、マイセンを買いたくなって、ネットで検索するけれど、実はあまり百貨店のネットショップでも取り扱ってないことが多い。
ブランドものだし、高価なものだから、自分としては、実在店舗のある百貨店のネットショップなら安心して買えるのにと思うんだけど、売ってないものはしょうがない。
ながらく、百貨店・スーパー系列のネットショップでは取り扱いはないと思いこんでいたけれど、先日たまたまアマゾンでシャディが取り扱っているのを見つけてちょっとびっくり。
すごいぞ!シャディ!
取り扱っているネットショップを見つけたので、あとはマイセンを買えるおこづかいを貯めるだけ。わたしが、マイセンを買える日まで、シャディさん、どうかアマゾンでマイセンを売りつづけてください。お願いします!
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