高級ふりかけモニター中
ある日、わたくしの元に舞い込んできたモニター依頼。
高級ふりかけをモニターしてみませんか?
高級ふりかけって、なんぞや!!と思いつつ、グルメサイトの管理人としてはこれは見逃すわけには行かない!
わたしに挑戦してくるとは、いい度胸じゃないか、ふっ・・・
ということで、早速モニターすることと相成りました。
さあ、炊きたてご飯を持ってきてちょうだい!!
思わず舌鼓!口どけ物語
今回の調査ターゲットは、こちら。
小林食品株式会社が販売している超高級ふりかけの「口どけ」です。
手間暇かけて作るふりかけ
一体普通のふりかけと何が違うのか?
それを知るためには、商品と同封されているこのパンフレットを読むと良いのです。
このパンフレットを読むと・・・泣けます!
ここまで、手間暇かけてふりかけを作ってるのか!!
機械であっという間にいろんな物を作ってしまう今の世の中で、ここまで手間暇かけて、ふりかけを作っている。
だから、この値段なのです。
他人の時間をいただく
この高級ふりかけを味わうということは、その作った人の思いとか、時間とかまとめていただくことなんですよね。
わたしは、たまにほうれん草のおひたしを作ります。
ほうれん草のおひたしというのは、見た目はすごく簡単そうですし、食べるとあっという間ですが、砂がなかなか取れない時は洗うのに一時間くらいかかります。
見た目がシンプルな料理でも、意外と作るのに時間がかかる料理があるんですよ。
多分、この「口どけ」もそんな高級ふりかけなのです。
選びぬかれた本枯れ節を作る
「口どけ」はかつお節を味つけした極上ふりかけです。
ただのかつお節ではありません。
かつおを選び、荒節を選び、血合いを取り除き、職人が満足できないものを取り除き、1000本に1本とよばれる本枯れ節血合い抜きが出来上がります。
これが、口どけの原料です。
とろける薄さに削る
出来上がったかつお節をお湯で戻し、削っていきます。
その薄さは、10ミクロン以下。
機械では測定できない薄さにまで削っていくのは、まさに神の手と呼ばれる職人のワザ。
たれを混ぜ合わせ、仕上げ
そうやって削ったかつお節に秘伝のタレを混ぜ合わせるのですが、これも、一度に混ぜるのではなく、10回に分けて混ぜ合わせるとか。
そして、ふりかけ乾燥機で乾燥させるのですが、11分毎に機械を止めて、外に出しもみ返し、また中に入れる、というのを4回繰り返すそうです。
そして、さらに最後に網にかけてふるい、余分な塊を取り除いて出来上がり。
なんともはや、気の遠くなるような作業ではありませんか。
高級ふりかけ口どけをいただいてみた
ということで、こちらがその高級ふりかけ口どけです。
早速ご飯にかけていただいてみます。
口どけは、かつお節だけのシンプルなふりかけ。
大変細かく砕かれています。
かつお節の良い香りがふわっと香ります。
かつお節をおかかにして、おにぎりの具にしたことのある人はわかると思いますが、かつお節というのは、あまりたくさん混ぜ合わせると固くなってしまいます。
かつお節のふりかけというとそういうイメージが少しあったのですが・・・
口どけは、その名のとおり、口の中に入れるとふわっととろける感覚です。
大きいかつお節特有の口の中にはりついちゃった感はみじんもありません。
味は大変優しい味。
かつお節の味とほんのり甘いタレの味がうまく絡み合い、ご飯がすすみます。
普段濃い味のふりかけに慣れてしまっている人は少し物足りないかもしれません。
でも、わたしはこの味の方が市販のふりかけより好きですね。
物足りない場合は少し多めにふりかけると良いかもしれません。
家族全員合格点!
実は、我が家は和食にはうるさい人ばかりです。
しょうゆの味にうるさい下の子。
原材料に余分な物が入ったしょうゆは受け付けません。
ケチャップ味やホワイトソース系は食べない夫。
こよなくしょうゆ味を愛しています。
わたしも、しょうゆは今どきのあれこれ化学調味料にまみれたものでなく、昔ながらのシンプルな原材料のしょうゆが好きです。
この家族3人の食べた感想は?
全員合格点でした!
3人一致するのは、割とレアなんですが、そこはやはり手間暇かけたふりかけの実力だろうな、と思いました。
口どけの原材料
口どけの原材料はこちら。
かつおかれぶし削りぶし、しょうゆ、砂糖、はちみつ、食塩、みりん、香辛料(ジンジャー末)
自然で素朴な味が好きな人に
このふりかけ、大変繊細な味わいなので、どぎつい味つけを好む方には残念ながら、あまりその良さは分かってもらえないかもしれません。
普段から料理は薄味を心がけている!
素材の味を大事にした料理が好きだ!
そんな人には楽しんでもらえると思うので、ぜひ食べて欲しいと思いました。
和食大好きな人もぜひ!